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Ubuntu 4

2022.04.01

うぶんちゅの4回目です。プログラムなどのテキストファイルを編集するのにエディタをよく使います。GUIが使えればいいのですが、CUIの中でちょっと編集したいことも多く、UNIXでよく使われる一般的なテキストエディタが使えると便利です。使えないとrsyncやscpで一旦、手元にファイルを持ってきて編集することにもなりかねません。

UNIXでよく使われるエディタは2種類あり、ひとつが vi (vim) もうひとつが emacs です。どちらにも愛好家がおり、「宗教戦争」とも揶揄されるような争いの種になったりします。最近の情勢ではすこしvimが優位なようです (https://news.mynavi.jp/techplus/article/20210807-1939915/)。

今回はvimを取り上げます。vim とかいて「ヴィム」と読みます。vimは大きく分けて編集するだけ(文字は入力できない)の「ノーマルモード」と文字を入力する「挿入モード」があり、切り替えて使います。起動時はノーマルモードで、h / j / k / l キーを使ってカーソルが左、上、下、右に動きます。たとえば i キーを押すと「挿入モード」になり、カーソルの位置に文字が入力できます。「挿入モード」から「ノーマルモード」に戻るには「ESCキー」(またはControl-])で戻ります。終了の仕方が一番難しいのですが、ノーマルモードで「ZZ」(大文字Zを2回)で保存して終了します。保存したくない場合はノーマルモードで「:q!」(コロン、アルファベットのq、びっくりマーク)で終了します。

ごく簡単ですがvimに関しては以上です。上記は本当の最低限で、vimにはもっと色々便利な機能があるので、詳しくは調べてみてください。とはいっても、viよりemacsの方が使いやすいので、次回はemacsについてすこし解説します。

 

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